ロードバイクパッキングで日本一周

左右独立クランク装着という変態ロードバイクで日本一周しました

変態クランクで日本一周してきた ③自転車/3. 日本一周号フレーム

@フレーム候補

  1. 行程の1/2くらいになるかもしれない雨走行に有利なディスクブレーキ
  2. 雨走行を耐えるための泥除けがつけられること
  3. 積載荷重に耐え、疲れないための28Cタイヤ

この3つの仕様で日本一周bikeを組む,ということ。そして、

  4.  変態クランクpower-cranksが装着できること

 

①TREK/Domane SLR

f:id:kurohyou9696:20221027174325j:image

Domane SLR 7 | Trek Bikes (JP)

・パリルーベを勝つために開発されたというフラッグシップモデル。エンデュランスロードbike。

・なんといっても、フロントとリアの調整式IsoSpeedショック吸収システム。

・TREKカーボンbikeは、レースで10年近く使用して絶対の信頼を置いていたし、20年ぶりの進化も味わいたかった。

・ダウンチューブに内蔵ストレージ(パカッと開けて、工具とかをしまっておけるスペース)あり。

・十分なタイヤクリアランス

(2023年モデルは、軽量化のためにフロントIsoSpeedは廃止されて、調整式でもなくなったらしい)

もう、これしかない。

⬇️

・しかし、このフレームのBB(ボトムブラケット)規格は「T47」というサイズ仕様。

一番のこだわりのパワークランクは、SHIMANOの「オクタリンク」という勘合方式で、JIS規格のBBにしか付かない。アダプターなどで対応できない。当時のパワークランクのホームページには、どんなBBにも対応できるようオプションがあったけど、コロナ禍のあたりから全くメールの返信がなくなってしまって音信不通。

あと、コロナ禍ゆえの、フレーム納期が半年以上先で、日本一周スタートギリギリ間に合うか、間に合わないかの感じ。

このフレームを諦めるしか無くなった。

 

②SPEEDCOG/NeoCozma

これにした。

スマートコグは、元KUWAHARAの生え抜き、西村晃治氏が興した、実質、自転車の企画・開発・輸入・卸販売に特化している会社。

Smartcog

スピードコグは、スマートコグの中のスポーツ&コンペテンションbikeのブランド。

大量生産・大量販売が宿命のマスプロメーカーでは製品化が困難だと言われていた自転車を手掛け、自転車の高付加価値化を目的としている唯一無二の会社と言える。

http://www.smartcog.co.jp/speedcog/

そして、Neo Cozma は、台湾の新進気鋭のT&Kが制作するチタンフレーム。

 

このフレームは、日本一周を考える前にすでに浦和のPOWER-COOPさんに展示してあって、その変態チックな唯一無二(この言葉、大好き)のパイプ構造にフラフラきてた。

f:id:kurohyou9696:20221027201148j:image

そして、もう一つフラフラきてたのは、元実業団選手だった上坂卓郎氏プロデュースbikeだということ。わたくしがレース現役時、氏がサイクルスポーツ誌に載せていた本音コラムの大ファンだった。

TREKのドマーネを断念して途方に暮れていた(他に安くて日本一周bikeに向いたフレームなど数限りなくあるのだけど)時に、POWER-COOPのメカニックRikiが、「もう、カーボンはいいでしょ。コズマなんかどうですか?」と。そうか、それもありだな。

 

BBの規格は「PF30」。(もう、この訳のわからん規格の乱立はやめてほしい!)これは、TOKENのアダプターを圧入するとネジ式のJIS規格に変換できて、手持ちのパワークランクが装着できる。

そして、最終的な決め手になった重要ポイントは、コミュニケーションを取った時の真摯なレスポンス。フルオーダーハンドメイドの個人工房ではないのに、こちらの質問(主にワイヤー内臓処理の位置と、後付けフェンダーをつけられるのか)に、すぐさま実車で検証して画像入りで丁寧に応対してくれたのだ。

アメリカの大企業、TREKではあり得ないこと。

これを選択↓

f:id:kurohyou9696:20221027204602j:image

軽量路線ではない。。。だからこそ、日本一周号としては、安心。

f:id:kurohyou9696:20221027205002j:image

初めての、チタンフォーク。重っ!(だから、安心)
f:id:kurohyou9696:20221027205006j:image

ジャイアントはもちろん、今やほとんどのアメリカ、ヨーロッパのメジャーブランドのフレームも、台湾製。

このT&Kは、台湾の若者精鋭グループだという。
f:id:kurohyou9696:20221027205010j:image

 

@インプレ

・このフレームは、ノントラブルで日本一周を支えてくれた。

わたくしから、レポート書かせてくださいと西村社長に願い出たほど。

近々、スピードゴクさんのHPにupされるはずなので、重複を避けるため、割愛。

詳しくは、スマートコグ→スピードコグさんのHPで。

http://www.speedcog.com/tk-bike/index.html

株式会社スマートコグ・スピードコグ事業部・T&K NEOCOZMA