@フレーム候補
- 行程の1/2くらいになるかもしれない雨走行に有利なディスクブレーキ
- 雨走行を耐えるための泥除けがつけられること
- 積載荷重に耐え、疲れないための28Cタイヤ
この3つの仕様で日本一周bikeを組む,ということ。そして、
4. 変態クランクpower-cranksが装着できること
①TREK/Domane SLR
Domane SLR 7 | Trek Bikes (JP)
・パリルーベを勝つために開発されたというフラッグシップモデル。エンデュランスロードbike。
・なんといっても、フロントとリアの調整式IsoSpeedショック吸収システム。
・TREKカーボンbikeは、レースで10年近く使用して絶対の信頼を置いていたし、20年ぶりの進化も味わいたかった。
・ダウンチューブに内蔵ストレージ(パカッと開けて、工具とかをしまっておけるスペース)あり。
・十分なタイヤクリアランス
(2023年モデルは、軽量化のためにフロントIsoSpeedは廃止されて、調整式でもなくなったらしい)
もう、これしかない。
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・しかし、このフレームのBB(ボトムブラケット)規格は「T47」というサイズ仕様。
一番のこだわりのパワークランクは、SHIMANOの「オクタリンク」という勘合方式で、JIS規格のBBにしか付かない。アダプターなどで対応できない。当時のパワークランクのホームページには、どんなBBにも対応できるようオプションがあったけど、コロナ禍のあたりから全くメールの返信がなくなってしまって音信不通。
あと、コロナ禍ゆえの、フレーム納期が半年以上先で、日本一周スタートギリギリ間に合うか、間に合わないかの感じ。
このフレームを諦めるしか無くなった。
②SPEEDCOG/NeoCozma
これにした。
スマートコグは、元KUWAHARAの生え抜き、西村晃治氏が興した、実質、自転車の企画・開発・輸入・卸販売に特化している会社。
スピードコグは、スマートコグの中のスポーツ&コンペテンションbikeのブランド。
「大量生産・大量販売が宿命のマスプロメーカーでは製品化が困難だと言われていた自転車を手掛け、自転車の高付加価値化を目的としている唯一無二の会社」と言える。
http://www.smartcog.co.jp/speedcog/
そして、Neo Cozma は、台湾の新進気鋭のT&Kが制作するチタンフレーム。
このフレームは、日本一周を考える前にすでに浦和のPOWER-COOPさんに展示してあって、その変態チックな唯一無二(この言葉、大好き)のパイプ構造にフラフラきてた。
そして、もう一つフラフラきてたのは、元実業団選手だった上坂卓郎氏プロデュースbikeだということ。わたくしがレース現役時、氏がサイクルスポーツ誌に載せていた本音コラムの大ファンだった。
TREKのドマーネを断念して途方に暮れていた(他に安くて日本一周bikeに向いたフレームなど数限りなくあるのだけど)時に、POWER-COOPのメカニックRikiが、「もう、カーボンはいいでしょ。コズマなんかどうですか?」と。そうか、それもありだな。
BBの規格は「PF30」。(もう、この訳のわからん規格の乱立はやめてほしい!)これは、TOKENのアダプターを圧入するとネジ式のJIS規格に変換できて、手持ちのパワークランクが装着できる。
そして、最終的な決め手になった重要ポイントは、コミュニケーションを取った時の真摯なレスポンス。フルオーダーハンドメイドの個人工房ではないのに、こちらの質問(主にワイヤー内臓処理の位置と、後付けフェンダーをつけられるのか)に、すぐさま実車で検証して画像入りで丁寧に応対してくれたのだ。
アメリカの大企業、TREKではあり得ないこと。
これを選択↓
軽量路線ではない。。。だからこそ、日本一周号としては、安心。
初めての、チタンフォーク。重っ!(だから、安心)
ジャイアントはもちろん、今やほとんどのアメリカ、ヨーロッパのメジャーブランドのフレームも、台湾製。
このT&Kは、台湾の若者精鋭グループだという。
@インプレ
・このフレームは、ノントラブルで日本一周を支えてくれた。
わたくしから、レポート書かせてくださいと西村社長に願い出たほど。
近々、スピードゴクさんのHPにupされるはずなので、重複を避けるため、割愛。
詳しくは、スマートコグ→スピードコグさんのHPで。
http://www.speedcog.com/tk-bike/index.html
株式会社スマートコグ・スピードコグ事業部・T&K NEOCOZMA