チェーンリング(前のギア)
ストロングライト(STRONGRIGHT)・CT2/50
TA・ALIZE/38
・あまりに色々試行錯誤しすぎたので、訳が分からなくなって、日本一周中、インナーのギア歯数はずっと36だと思っていた。帰ってよく見たら38だった。どうりで初体験の36なのに、AMANDA号の38と変わらないなあ重いなあと思ってた。
・パワークランクにこだわったので、クランクは5アーム。しかし12速用のクランクで5アームなんて、もう存在しないのだ。5アームに付けるチェーンリングは当然5ピン用。なぜアウターとインナーでブランドが違うのか自分でも経緯を忘れてしまった。これらもBikeinn輸入(ほとんどオランダから)なので、たまたま在庫がなかったのだと思われる。
アウターのストロングライトは10/11速用。
インナーのTAに至っては、9/10速用。
それでも、SRAM12速チェーン(ラストはカンパ12速チェーン)で問題なく(ホントかな?)変速した。
・PCD(ピンとピンの間の長さ)110→俗に以前コンパクトクランクと言われていたサイズだと、インナー34が使えて、スプロケット(後ろのギザギザギア)のロー側(でかい内側の歯=軽いギア)歯数34と合わせてギア比1(前34÷後ろ34=1。数字が小さいほど軽い)で臨めて、激坂でも有利。
PCD130と110両方つけられるタイプの黒いパワークランクで、SUGINOの PCD110のチェーンリング(歯数前50×後ろ34)を付けたけど、34はクランク5アームの先と干渉してしまってチェーンがハマらず、36でも厳しいだろ、ということで結局PCD130の歯数38(38はPCD110では存在しない)となった。(38÷34=ギア比、約1.12)
インプレ
12速チェーンに9〜11速用チェーンリング、かつ異なるメーカーMIX。
メリットなど無いので、【リスク】のみで
・とりあえず、アウターもインナーも、12速用チェーン(ほとんどがSRAM、ラスト数日がカンパ)でもほぼ問題なく変速した。もっともこれは、POWER-COOPのメカニックRikiが出発前(再出発前)にあれこれ試行錯誤してくれたおかげとも言える。
・例えばSHIMANO/デュラエースだろがカンパだろうがスラムだろうが、同じブランドのチェーンリング×チェーンとかで統一して使用するとまた耐久性は違ってくるのかもしれない。
パワークランクにこだわってるわたくしは、この経験がない。ともかく、よく使用したアウター(アウター×ロー、具体的には今回は前チェーンリング歯数50×後ろスプロケット歯数34を多用!)は、消耗が激しかった。
約14000km走行後↓(手前。後ろは新品)
もうこれは、同じ歯とは思えない、武器レベルの研がれ具合で。
12速用でなく少し厚い(?測ったことないが)のもあるのかもしれない。
右が進行方向で、駆動がかかってチェーンのピンと強く当たって摩擦する側なので、右側が主に摩耗して斜めにサメのひれ?のように削れてる。
雨走行を累計何千kmとしたので、巻き上げた埃などの泥で水研ぎしたようなモノ。
やはり日本一周中、もう少し早めに交換すべきだった。
チェーンチェッカーも携行必需品か?
インナーはアウターほどではなかった。(使用前を撮り忘れたので、ストロングライトとの比較。上/before、下/after)
リング固定ピン/SHIMANO・スチール
初めは、かっこいいので海外メーカーのアルミのGOLDピンを付けてみたけど、やはりアルミのピンは緩むことが多かったので、スチールのしっかりしたピンを買い直した。それもSHIMANOとSUGINOと2種類も。試して、確かSHIMANOを採用したような。
緩むことは一回もなかった。
スプロケット(後ろのギア)
カンパ・コーラス(Campagnolo・CHORUS)12速/11T〜34T
何でもトップグレードで揃えたるわい!というわたくしでも、消耗品のスプロケットに高価な「レコード」グレードはやめといた。そもそもよく使うロー側がチタンだと、消耗が早いだろう。スーパーレコードの12速用など、5〜6万はする。
セカンドグレードの「コーラス」で。(それでも3万!近くするけど)
例によって準備始めた2021年はコロナ禍の物流異常で日本にほとんど在庫なくて、あってもえらくボッタクリ価格なので、探しまくってBikeinnで輸入。
でも初め、メインコンポがSRAMだからと、SRAM12速/10T〜28Tで運用しようと。
これは国内で中古品を探し当てて入手。
でも、実際通勤などで使ってみると、トップ側(重くなる側)10Tなんてギア、フロントのギア歯数50Tだとギア比は5。重すぎて、よほどの交通量の少ない下り連続でないとまず使わない。逆にロー側(軽くなる側)28Tだと激坂はキツい、33〜34Tくらい必要だなと。
そして、34Tのローギアがあって、なおかつトップ側の11T〜17Tの間に「16T」が入っているのはカンパさんしかなかった。
他は、SRAM(〜33T)もSHIMANO(〜34T)も、11-12-13-14-15-の次は17T。そこにこだわった。
R9200デュラエースでようやく揃った シマノ・カンパ・スラム 12速コンポのギヤ比を比較 | すくみずログ
インプレ
【メリット】
・ほとんどをSRAMチェーンで組み合わせた「スラニョーロ」で走ったが、スプロケとしては噂に違わずセカンドグレードでも(むしろ全スチールのコーラスだから?)14000km弱走っても、消耗はそれほど激しくなかった。
上/before、下/after
上/before、下/after
チェーン伸びが酷かった後半を除いては、スラムチェーン × カンパスプロケの「スラニョーロ」でも問題はなかった。
・やっちゃダメだと思いながらも、チェーンラインが一番歪むアウターロー(50×34)をかなり多用した。明らかにリアディレーラープーリーが立ってチェーンラインが滑らかになって、トルクがかけやすかったから。ビッグプーリーって試したことないけど、替えるメリットは分かる気がする。しかし、そのアウターローでもしっかり変速した。
【リスク】
スプロケットとしては、無い。チェーンとの絡みだと、スチールの「コーラス」は、頑丈すぎ?