ロードバイクパッキングで日本一周

左右独立クランク装着という変態ロードバイクで日本一周しました

変態クランクで日本一周してきた ③自転車/13. 日本一周号(サドル)

サドル沼、、、

とよく言われる。その通りだ。

ハンドル、ペダル&シューズ、サドル。

これらのパーツはbikeと直接触れて入力・コントロールするパーツで、触れる手や足、体躯、お尻や骨盤などと絡むので、当然インプレッションも個人差が大きい。

こればかりは、いくらインプレしても、人それぞれで、他のパーツほど人のインプレは参考にならないだろう。自分に合うサドルがあったなら、それが一番に決まっている。もうローディーには周知の通り、どれがベストとかベターとか、無い。

 

日本一周に向いたサドル

、、、というコラムは意味は無いかもしれないが、とりあえず、記録。

ブルックス等の本格革サドルも所有はしているけど、雨走行を考えて却下。

そういえば、北海道のライダーハウスで会った結構本格ロード(メリダ)に乗った一周ライダーは、こんなでかいサドルを付けてた。
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これが、結構イイらしい。見てくれなぞクソくらえ、この割り切りは見事。

しかし、ロディーとしてのわたくしの美感!?には不可で。

 

わたくしの尻に合った今までのサドルたち

他にも結構色々な、あらゆるサドルを試したけど、それなりに長距離でも合うのはこの3つか。

一番上のセラサンマルコ/ストラーダsoftは、レース現役時に愛用していた。

真ん中の同じくサンマルコ/リーガルは、旧型も、この型(E)もOKだった。

一番下のSMP/コンポジットも、とても良かった、、、けど、幅が狭い。コンポジットでないもう少し幅広の型のが出たけど、形が合わず。コンポジットで幅広があったらよかったのだけど。

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わたくしは、尻が大きく、体幹も太いので、しっかりした幅があって、左右が斜めに落ち込んでいなくて、後ろ上がりに反っているサドルが合うようだ。自分にとってサドルは軽さではなく、形と幅が最優先。
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しかし、これらも、100kmレベルならOKだけど、それ以上になると痛むことが多かった。

SMPコンポジット以外は、旧型は廃盤なので、中古を探すしかない。

 

一枚革サドル

もう手放してしまってphotoはないのだけど、その昔、ブルックスのB17と、オランダのレッパーというレイノルズレールの一枚革サドルは試したことがある。

結局、自分の尻に合うまでエイジングする根気がなくて、手放してしまった。

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セラアナトミカ/チタニコ

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made in USA。

↑のは、初めに買った体重別に3グレードあるうち、真ん中(といっても自分の体重よりかなり重め対応)の X というやつ。

Leather Bike Saddles | Anatomical Saddles for Cyclists 

これは、エージングせずともすぐ乗れる、と噂のやつで、幅も悪く、ゆったり乗るにはいいのだけど、ボルトを締め上げても、高速巡航するには柔らかかったので譲ってしまった。

その後、もっと重い人向けの H モデルを購入。

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でも、これでも、しっかり乗るには柔らかい感じ。パーツ庫になってる下駄箱に眠っている。

 

Brooks /B15 SWALLOW-SELECT

(ブルックス/スワロー)

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これは、植物性の樹脂によるタンニン鞣しを施したスペシャルモデル。

大きいコッパーリベットが使用されている。

MADE IN ENGLANDもの。

このスペシャルモデルも、もう中古でしか入手困難だろう。

スワローは細身にするためということもあるだろうけど、革を下で巻き込んで合わせている分、柔らかすぎることがなくて良好。

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。。。しかし、かなりの雨走行が予想されるので、却下。

 

日本一周号装着に向けて試したサドル

スペシャライズド/S-WORKS・POWER with MIRROR

何と55000円する。レース現役時にすらこんな高価なの、買ったことがない。

最近、大手メーカーは直販サイトか店頭販売以外では販売不可にしているから、流通マジックでAmazonとかで安く出てる、なんて無い。探した時期には人気なのかスペシャのサイトにすら在庫がなく、RX BIKEさんに一個だけあったので、買い付け。

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2021年に出回り出した、3Dプリンターでクッション部を作成するというやつ。

「これら14000本の線と7799個の点をつないだ特許出願中の特殊構造」ということで。

143mm幅と155mm幅があるけど、自分は当然155mm。

ただし、自分好みの後ろが反っていてサイドは落ち込んでない、という形状ではない。
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完全にショートサドル。まあ、どっかり後方に座ってシッティングメインの自分には関係なし。座った感じはむしろ自分には合わないか!?という感じだったけど、ここまで3Dクッションがあると、むしろ長距離になるほど大丈夫になる。まずは有力候補になった。

S-WORKS POWER WITH MIRROR SADDLE BLK 143(143mm ブラック): サドル|スペシャライズドオンラインストア

 

フィジーク/ANTARES VERSUS EVO R3 ADAPTIVE

(アンタレス ヴァーサス エボ R3 アダプティブ)幅広の149mmの。

カーボンレールやカーボンベースのやつだと、また諭吉様が5人おなくなりになるので、松竹梅とあるうちの一番下の梅バージョン/ナイロンベース&特殊合金kiumレールのに。それでも3人半お亡くなり。
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これが、、、わたくしには完全なワンポジションサドル。悪くはないけど3Dクッションも少なめで、かなりレーシー。採用せずオークションで手放した。

 

トレック・ボントレガー/Verse Pro 165mm&155mm

一番お高いカーボンベース、カーボンレールのやつ。
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まず、155mm。悪くない。

これだけ幅があれば大丈夫だろ、と思ったら、尻の右側はドンピシャなのに、左はもう少し幅が欲しい。そうか、尻ってのは左右対称とは限らないんだと気づいたサドル。

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んでわ、165mmも、と入手。2つで諭吉様7人以上お亡くなりに。

ロングライドの連続には、スペシャのミラーサドルが、そのまとわりつく、柔らかすぎない沈み込み加減、どの角度から入力しても尻をキャッチしてくれる懐の深さ、これで決まりだろう、と思ってたけど、ヴァース プロ 165mmサドル、なかなかどうして、わたくしの我儘なお尻にピッタリ。尻の入力をキャッチする角度は決まってるが、後ろ乗りのわたくしのトルクを全部受け止めてくれる。やはり、女性用と思われてる165mmくらいないと。これも候補に。
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ボントレガー Verse Pro Bike Saddle | Trek Bikes (JP)

 

トレック・ボントレガー/Aeolus Pro 155mm

バースより、少しレース寄りでショートサドル。
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これが、好みの後ろが反り上がった型で、お尻にピッタリ。これで165mmがあったら採用!だったか。ただし、パッドはバースより薄めで、尻に合う分、ワンポジション。連日使用でどうなるかは未知数。

Bontrager Aeolus Pro Bike Saddle | Trek Bikes (JP)

 

、、、と、日本一周の1年以上前の2021年初めから沼にハマってたら、スペシャがまたぞろ3Dプリンターサドルの違う型をだしてきやがった。

スペシャライズド/S-WORKS・ROMIN EVO with MIRROR

155mm幅もあったし、後ろ反り上がり、左右落ち込んでない型。

例によって当時サイトには在庫がなく、スペシャの新宿店にあった。しかし通販はしてくれないという。埼玉のど田舎から直接買い付けに。ガス代や高速台入れると、6人半、諭吉様お亡くなりに。もうここまで来ると、ヤケクソである。
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これがなかなか良かった。(良くないと困る)

S-WORKS ROMIN EVO MIRROR SADDLE BLK 143(143mm ブラック): サドル|スペシャライズドオンラインストア

 

番外/インフィニティ・シート

これはCAMBIO工房のマスター/ぢゃん兄からレンタル。

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https://infinitybikeseat.com/

アメリカでクラウドファンディングで作られた独創的なサドル。

なるほど、ハンモック的だ。完全なワンポジションのサドルだ。目指すところは、結局、一枚革のエージングされた乗り心地か?

通勤で試す。まず形状から直感的に、ほぼ水平で、レールを目一杯後ろに引いた位置から目盛り8mmだけ前に戻したポジションで。しかし、それだと、かなり骨盤を立てたポタリング的ポジションでしかないので、もう少しだけ骨盤を寝かしてレーシングに走りたい場合、思った以上に後ろに引いて、前下がりにしないと。朝の忙しい通勤途中だけど、停まってネジ緩める。。。が、ピラーの限界まで前下がりにしても、レール目一杯引いても、あと少しがポジション出しできなかった。

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しかし、power-cranksもそうだが、アメリカの、こういうのを作りたい!というのを、クラウドファンディングで資金集めて、運営に不備があろうと実際に作って販売しちゃうという、そのチャレンジ精神は好き。HPを見ると、今年モデルは、全部革表皮とクッションが入っているようだ。165mmもあるけど、何なら、もう片側2cm伸ばして、エッジを上にアールさせて、完全バケットシート、作って欲しいなあ。

 

結局、 日本一周に向けて買ったサドルで、諭吉様が22人くらい飛んでった。

これで充分bikeが組める。

我ながらウマシカだ。

 

インプレ

日本一周採用は、

S-WORKS・ROMIN EVO with MIRROR

日本一周に向けていよいよという時に、こんなニュースと注意が。

注意:Mirrorテクノロジー採用サドルでは、オキシベンゾン(Oxybenzone)およびホモサレート(Homosalate)を含む日焼け止め、シャモアクリーム等を使用しないでください。これらの化学物質は3Dプリントに使用されるポリウレタンと反応し、サドルの形状が崩れる恐れがあります。

無惨に型崩れした写真もあった。

自分はクリーム系は気持ち悪いのでよほどのことがないとつけないけど、サドルとの擦れは、ライドに多大な影響を及ぼすので、念のためにワセリンなら大丈夫だろ、と小さなプラケースに入れて携行。

14000kmくらいを他のサドルで試して比較しないと何とも言えないが、ワセリンをつけないと耐えられなくなる、ということもなかった。だった。

ただ、スレがないわけではなく(オールシッティング、ということも大きい)、100kmを超えると何度も尻を上げて密着したbikeパンツをお股から剥がすことをしないとではあった。

おおむね、良好だったと言える。