日本一周にDHバーは必要か?
必要か必要でないかはそれぞれが判断することで、一般的な答えなどあるわけないので、「有効か?」のほうがいいのかな。
言わずもがな、
メリット → 空気抵抗を減らせる、いろいろな姿勢が取れる
デメリット → 不安定になる、バーに仕込まない限り即ブレーキできない
で、日本一周にDHバーは有効か?
有効でした。
トライアスロンやTTでは必須なDHバー。「ダウンヒル」バーな訳で、一番の目的は前傾姿勢をとって空気抵抗を減らすことにあるのだろうけど、わたくしは楽なポジションを取るため、が主目的。
わたくしは1日に300km以上走ったことがない(走る気もない、走れない?)。東京〜糸魚川ファストランには10年くらい参加していて、その300km弱の距離でも同じ姿勢で腰が痛くなったり肩や首が固まったりでキツい。でも、DHバーをライズアップ(かさ上げして高いポジションにするアダプター装着)して、アームレスト(肘当て)部分をグワしと上から握って走行するポジションを多用した。ドロップハンドルのフラット横棒を持つよりさらに上になるわけで、むしろ空気抵抗は増す。でも、このポジションはとても楽。
日本一周中も、ヒルクライムや、疲れた時はほぼこの上体起こしポジション。もしかしたら3〜4割の時間、このポジションだったかもしれないくらい。
シフトボタンやブレーキをバーに仕込むことまではしなかったので、DHバーを握る前傾(といってもかなり高いポジション。むしろ、肩甲骨を上げて僧帽筋に首を埋める感じにして、前面から見てとんがる)姿勢は、交通量の多いところでは安全上使えない。
でも、ほとんど車のこない一本道や、向かい風の時は、この本来の前傾ポジションがとっても有効だった。特に、信じられない距離が真っ直ぐの北海道では多用。
どのバーにする?
本当は、サイクルコンピューターやスマホなど、をどう装着するかの試行錯誤と同時進行なのだけど、一緒のコラムにまとめると訳がわからなくなるので、別コラムで。
COMBIO工房主宰/ぢゃん兄が持ってきてくれたバー。
何と、上のは、わたくしが東京〜糸魚川ファストランで愛用していたシンテースのDHバー。
ライズアップするアダプターもそのまま。これでいい!、、、と思ったら、ハンドルとのクランプ径が小さい。もう、ハンドル直径26mm径の時代じゃないんだな。
で、海外から輸入した。
プロファイルデザイン・SONIC/ERGO/45ar
わたくしの日本一周には、深い前傾姿勢より、楽なポジション優先なので、バーの長さの短いのを。
これでOK、、、なのだけど、結局、左右分割のタイプでないとレックマウントのアダプターが付かなくて、バーだけぢゃん兄に譲っていただいた同じプロファイルデザインの、古い型だけど高級カーボンDHバーのCOBRAに入れ替え。
パッドの位置は、通勤で試行錯誤した。
いろんなDHバー考察ブログがあるけど、これがいい↓
ロングライド用DHバーの選び方とおススメの考察 | ぼっちと孤高の分かれ道
インプレ
すでに上記しているので、必要ないかも。一応まとめ。
・初めにつけたショートリーチの「スキーベント」タイプも良かったけど、意外に短距離前傾姿勢向きと言われる「Sベント」のバー、大丈夫だった。むしろ、握って手前に引きながら力を抜いて上体を固定することができた。
・プロファイルデザインでは、ライズアップ(かさ上げする)「ライザーキット」が5mmから70mmまである。リラックスポジション→アームレスト(肘当て)を上から握るやり方は、有効。
・たとえ有効でも、やはり安全第一なので交通量の多いところや路面の悪いところでは使わないほうがいい。しかし、田舎道や交通量のほとんど無い向かい風、北海道の一本道など、空気抵抗軽減目的でもかなり使う機会が多く、有効だった。
結論
・日本一周で、少しでもライドを楽しむ目的があるなら、絶対に付けたほうがいい。
でも、、、カーボンは高いね。