フレームバックは幅は薄く、長さは長い。
フレームへの固定箇所は、アピデュラの4.5Lだとベルトで6箇所もあるので、付け外しを頻繁にするのには向かない。さらにペダリング時に膝に干渉しないようにベルト巻きにしたので、なおさら。しかし両サイドのファスナーで(さらに内ポケットあり)中のものは装着したまま取り出せる。
最終的に、中身は、、、
・長い携帯ポンプ
・ワイヤーロックとダイヤルキー
・パワークランク用の長い六角レンチ
・メンテナンスのオイル類
・汚れ落とし用の歯ブラシ、スプレー缶のノズル
・予備のチェーンとミッシングリンク
・ディスクブレーキパッド
・SPDクリート(途中からSPDペダルのクリートをキャッチする金具も)
・タイラップ
・靴底補修ボンド
・補修テープ
・ゴム手袋(油汚れ必須のメンテナンス用)
ポンプとロック関係は、前のコラムで。
高儀 TAKAGI なめた六角ネジもはずせる六角棒レンチ
パワークランクのトップキャップは10mm、奥のアダプターとペダルは8mm。
自分でメンテしながらの長期旅では、大きくて重くても、このサイズのアーレンキーを携行するしかない。流石にツールボトルには入らなかったのでこちらに。
パワークランクのキャップは左右とも正ネジで、どちらかは外れにくくなることが多く、中古品でもこのネジ穴がなめかかったものが多い(手持ちの別物は、全く外れなくなってしまい絹自転車の新井マスターに外していただいたくらい)。
これは本来EIGHT特許のはずのSNCM+V(ニッケルクロームモリブデン+バナジウム鋼)の刻印がある。先端の微妙なテーパー+ねじれ形状で、トルクは抜群にかけやすい。
メンテナンスのオイル類
bike長旅にオイルは必須。
でも、オイル類の銘柄・種類は数限りなくあるので、どのメーカーのでも自分が使い慣れて良いと思うものでOKだと思う。
携行品目と留意点は
①携帯性のいい小さな容器(もしくは小さな容器に入れ替える)
②雨走行でも持ちのいいwet用もしくは重いチェーン用オイル
③潤滑のみ目的の軽いオイル(スプレー缶)
④グリス
という事になると思う。
わたくしが持って行ったのは以下のもの。
↓重いwet用オイル。主にチェーン用。
(同時に3つ持ったわけではない。でもGT-OILはずっと持ってた)
↓上の写真の一番右のやつ。これら3つとも、それぞれ個性的で持ちも良かった。ただし、ワックス系などと違い、油はすぐに汚れる。
↑オルタナティブ・バイシクルズさんが扱っているスペインBLUBのWETチェーンルブ。
なかなか良かった。
真ん中の潤滑剤Xという怪しげなのは、『プロ用自転車潤滑剤SET/ハヤ商事株式会社製 L-25-CS プレミアムオイル』のセットの中の雨チェーン用。
なかなか入手困難なレアものらしい。いつも世話になっているさいたま市のプロショップ「パワーコープ」さんで入手。
一番左のはコレ。
グリス
クリートやパーツなど、新たにねじ込む時には防サビ・防水からも必要。
どのグリスでもいいと思う。
大量にいるわけではないので、小さめの容器に詰め替えて右のチューブは持っていかなかった。
↓ミシンオイル。パワークランクのone wayクラッチは、何だったかの添加剤入りオイルだと滑ってしまってno wayクラッチになっちゃうので、純なミシンオイルを差しやすい容器に入れて携行。これは必須ではないね。
潤滑スプレー
↓右のKURE/5-56系のスプレー缶(これは一番小さな70ml缶)はホームセンターなどでも入手しやすいし、シフトレバーやディレーラーなどに手軽にオイル潤滑できてイイ。
左のは、サドルからと思われるギシギシ音鳴りに悩まされて買ったもの。あまり効果なかった。556の右のはネジロック系の。パワークランクのペダル固定アダプターに使用。普通必要はない。
556/70mlのは1本で1周足りるわけなくて、↓の両方買い足して試した。
Thomas&Betts(トーマス・アンド・ベッツ) Ty-Rap
世界で初めてタイラップ結束バンドを発明したメーカーの、耐久性、耐候性に優れた屋外用結束バンド。
今は買収されてABB社になってるらしい。
結束バンドも長旅では必須アイテムだけど、屋外用のこのメーカーのがオススメ。
CAMBIO工房主宰ぢゃん兄にいただいた。結束バンドは、bike長旅には必須。
オレンジの長いのは、
ONE-TIE ストラップバンド
いいと思う。。。というのは、結局試走以外では一度も使わなかったから。
セメダイン/シューズドクターN
靴底補修ボンド。なのだけど、これも非常に重宝した。
別にこのメーカーのでなくてもいいのだろうけど、日常履き用のVibram五本指シューズのゴム底がすり減って穴が空いた時も、タイヤの補修にも、アピデュラのバッグの接着が剥がれて雨が染み込むようになってしまった時も、活躍。
よほど分厚くしない限り、だいたい一晩で乾いて使用できた。
もしかしたら長旅必須アイテム。
デンカ/ビニテープ(エーモン)
これも非常に重宝する必須アイテム。
ただし、似ているようで普通のビニールテープではない。普通?のは、ノリがベタベタするし、ビニールの劣化も早いけど、made in Japanのこのメーカーのはノリもついてるけどベタベタせず、伸びもあり切れにくく、劣化も遅くて優秀。コンビニやホームセンターで売ってる流通品とは別物と言える。
わたくしは車系の補修用品では有名な「エーモン」のだと思っていたけど、エーモンのビニテープは結局このメーカーのだった。
マットガードの滑り落ちにも利用。カーボンハンドルが折れた時は、引っ張って捻りながら巻いてかなり補強できた。