2022年6月17日
@5時半起床。
なんか、お仕事関係での嫌な夢を見た。
現実では集中してそれなりに良い仕事をしていたと思うのだが、お客さまが思い通りにならなかったり他のスタッフと比べて全くダメな自分だったりする夢を時々見る。プレッシャーの中お仕事してたんだなあと思う。
でも、めちゃくちゃ充実していた、とも言える。
それは今思えば、ありがたい事だ。
@8時10分発鹿児島行きの「はいびすかす」、昨日予約が必要かTELしたら、必要ないけど、自転車とかは早いもの順で、7時10分から受け付けてます、とか脅される。
オーナーは、そんな時間に行かなくても大丈夫、と言うけど、不慣れな旅人は不安なので、そそくさと準備。
独り者になってのお仕事現役時は、何十年もほとんど毎日キッチンに立って餌を食らっていたが、急ぐので本日も久々にそれで。
なんか体調悪くて(熱はなし)、半分以上残った「三岳」900ml瓶は予定通り?オーナーに差し入れて、出動。
7時10分過ぎに宮之浦港に到着。
相棒1200円+自分3900円=5100円。
トラックが転回する場所の端にいたら、脇にどけと船の上から担当者。
傍に停まってる、本日鹿児島行きの札を掲示してるハイエースとかお仕事車の中には誰もいなくて、待合室の1Fにコーヒー買いに行っても誰もいない。2Fで寝てんのかな?
状況を把握しようと見ていると、出入りしてるトラックは乗船トラックではなくて、港湾のプロたちがフォークリフトやトラック使ってコンテナを下ろしたり入れたりを繰り返している。
この1時間、実質40分くらいが勝負なんだな。
入れるのはバックから。実にテキパキと集中してお仕事。
事故でも起こしたら出港できないし。
、、、にしては、手すりとかボコボコだけど。
出港10分前、やっと中に入れた。
前部に雑魚寝スペースがあるだけのシンプルな運搬船。
でも、混んでないので狭い方のスペースを独占。
寄港ごとに1時間あるのは、荷物の出し入れのためなんだな。
なんだかんだ6時間半の長旅。
店内販売店とかはなくて簡単な自販機だけ。
10時過ぎ、種子島着。
また、プロの集中仕事に魅入る。
フォークリフトの爪に、軽自動車2台まとめて乗せて積み込んでるし!
出港までに、このデッキは満載。
ここまでは独占だったブースは、、、
こうなった(さらにこのあと増えた)。
イヤホンは、相棒にくくりつけたバッグの中に。
やはりフェリーでイヤホンは必須だった。
12時、買ってきた全粒粉パンに、安物ブルーベリージャムをお箸ですくいながら塗って、缶コーヒーで流し込んで昼エサ。
桜島が見えてきた。
ラスト30分くらいで、デッキに出てストレッチしていたら、向かいのブースにいた、スーツケース持った明らかに旅人だと分かる男性に、声かけられる。
雑魚寝スペースは、他は皆、作業服着たおっさん達だったので、彼と、「シロクマパン」bikeジャージ着てるわたくしだけ浮いてた。
会社に一週間休みをもらって、屋久島6泊→種子島1泊で、あとは大阪に帰るという。
徒歩(レンタカー、電車etc)旅の彼は、奇遇なことにわたくしの留まった民宿89の隣の、ゲストハウスフレンドだった。
屋久島は、縄文杉も白谷雲水峡も行ったという。
さて、話の最後に、「このフェリー、勘違いしていて、鹿児島港に着くと思ってたら、谷山港で、自分の行きたい鹿児島市中心部まで30km云々、、、」
「!」
わたくしも鹿児島港だと思ってたのでびっくり。
ほぼ定刻、14時40分に着。
先日定休日だったけど、出港時に一丸くん御用達だったスポーツ自転車ショップの「茶輪子」さんに連絡してあって、そこでハンドル交換が本日のメインイベント。
挨拶して彼と別れて、メイン通りを飛ばす。
幸い、そこまでは30kmでなく11km。
わたくしがシューズ補修用の接着剤+これでもかのテープ巻き巻き補強で、このまま日本一周行けんぢゃね?というくらいカーボンハンドルは揺らぎもしない。
でも、一旦破断すると収拾つかないのがカーボン。
本日だけのサイクリングならまだしも、まだ日本一周は行程の約半分。
あと7000kmは走る予定だから、交換するのは必須だろ。
15時半、茶輪子さん、着。
山田さんご夫婦がお二人でテキパキとお仕事されていた。
外見からは想像できない(失礼!)、スポーツ自転車プロショップ。
https://charinkoworks.jimdo.com/
POWER-COOPのことも、聞いたことある、と。嬉しかった。
通販は一切せず、自分達が在庫したいものを店内所狭しと在庫し、地域密着(当然、すぐそばの鹿児島大学サイクリング部もその一つ)で選手を育てながら43年間やってるお店だった。
尊敬するプロショップ/POWER-COOPさんと相通ずる魂を感じた。
ピスト、ロード、トライアスロン系中心(隣にはDHバーの在庫も結構あった)で、さすがにグラベルハンドルはなかったが、この在庫。
全部見て、420mm幅の中からSHIMANO/PROシリーズのショートリーチのに。旧価格のまま、8140円。
外の店頭スペースをお借りして、自分で交換。
バッグ類を外し、DHバーだの、スマホマウントだのを、小ネジ類をコロコロしないように気をつけながら。
わたくしのカーボンハンドル/振動吸収機能を持つSmoothieは、ハの字で幅広で、レバーも前から見てハの字になって、かなりそれに慣れてシフトしやすかったので、初め少しハの字になるようにセッティングしたものの、倒した時にSRAMレバーが真っ先に当たるとヤバいと気付き、ぎりぎりにセット。
レバーのネジ締め込みも、シフトでは揺るぎなく、でも衝撃があったら曲がるようなトルクで直感的に締める。
バーテープもオーナー目線でしっかりかなりの在庫。2090円のコレにした。
以前はフレームビルダーでもあったという。
以前はスペシャライズドも扱ってたが、あまりに現実的で価格を自由に設定できないのでやめたという。
現在はTREKほか。
NAKAGAWAにいた弟子?が立ち上げた「HGSBT」(東畠/ひがしばた)というブランドbike。
初めて見た。
奥様はわたくしと同世代?で、登録で走っておられた方。
もちろんご主人も登録で(オン年70!)。
なんと、power-cranksも、持ってると!
そして、上阪卓郎氏のオイル他も在庫。
現役時代も何度も上阪氏と一緒にレースし、今は営業で氏も訪れるという。
片倉シルク(荒井さん)のお話、当時のレースや機材の話、もう、話が合いすぎて、18時過ぎまで。
デザートの和菓子をいただいた。
その名も、熊本の銘菓「陣太鼓」
太鼓も繋がってるし、わたくしの教え子たちが主役だった埼玉は玉川村の陣太鼓とも通ずる。
なんという繋がりだろう。
紹介してくれた一丸くんに、感謝。
後ろ髪ひかれる思いで、でもチェックイン16時と言ってあった本日の高級宿(わたくしには。素泊まり5000円。でもbooking.com評価は良い。)チェックインしないとなので、バーテープは宿で巻くことにして、握手して出立。
カーボンハンドルは、捨てるに忍びないので、明日、POWER-COOP店長に送って、補修見積もりしてもらおう。
ハンドルを背負ったリュックからはみ出させながら、3〜4km離れた本日の宿「グラシアス」さんまで飛ばす。
残り600mで、心配した女性オーナーからTELがあった。
もっと安い(半値以下)応対もいい雰囲気のゲストハウスもあったけど、聞くと相棒を入れるスペースが無いと残念そうに。
相棒のCozma号がどう泊まるかも、この旅では重要なのだ。まあ、仕方ないね。
本日のメインは、このハンドル交換と、プロショップ茶輪子との接点だった。
宿は、思ったよりデカいビル。
名前通り、スペイン系な感じの女性オーナーが、フレンドリーに接してくれて。
4Fのマンションの一室、そのもの。
ベランダまで。
目の前が、港。
こういうとこに、慣れるとヤバい。
もう、ここにずっと連泊してたい。
明日大雨予報なので、実際、連泊すればよかったか。
でも、指宿市(読めなかった。これが聞いたことある「いぶすき」市なのね)のゲストハウス、もう予約してあるから、たった50km弱だけど、明日は大雨でも移動しないと。
オーナーに聞いた近くのスーパーまで3ブロックくらい歩くまでに、コンビニ3つ。
こういうなんでもある都会に泊まった時に、いろいろな生活用品の切れかけたものも買っとかないと。
どうも、どこかで見たことある光景だなあ。
鹿児島市入りした日に泊まった、ザ・ビジネスホテルいづろ、のすぐそば、聞いたスーパーはこないだ買ったとこだった。
いづろ→石燈籠(いしどうろう、だった。not伊豆路)
調味料確認してなかったので、小さな醤油買ってきてしまったけど、醤油も塩も、エクストラバージンオリブオイルも(さすがスペイン)あったのだ。
小松菜に、甘くて好きな地元の赤ピーマン、しめじを炒めて。
南阿蘇の彼がやってた、鳥もも肉300gソテーをやりたくて、やっと実行。
ブロッコリーは、茎の大きなのを選んで、きのうNHKトリセツでやってたように、沸騰したお湯に茎つけて「湯揚げ」してからレンジでチン。
しっかり食べて、呑んで、レポートして、浴槽にお湯張ってお風呂入って、0時半、就寝。
16.2km/実走43分/獲得標高21m