2022年8月14日
@23時半就寝。遅い。
なんか良くは眠れず、555に一旦起きてトイレ行って、布団にいた。7時出る。
外は土砂降り。
ハーレーライダーと挨拶して、共有ルームで朝のエサ(牛乳、食パン3枚にママレードジャム小瓶全部つけて、昨日買ったピーマン。このゲストハウスは素敵だけど、食器はないのでカップにちぎって入れて)。
この雨でも行くんですか、と心配してくれた。
@能登半島にこだわるのは、唯一、珠洲の道を走りたいから。
30年前、網膜剥離ほかで空手の道を断念して、出会った「パワーコープ」というお店。
当時、トライアスロンショップだった。
何回めかのトライアスロンで、初めて遠征して珠洲のトライアスロン大会に出た。
当時、確かほぼオリンピックディスタンスだったけど、bikeだけは50km強のハードコースだった。
bikeでは3位くらい、トータルで10位以内に入ったような。
当時結婚したてで、旅行を兼ねて行って、一泊目は海岸のキャンプ場でテント泊したけど、元奥様に、「つまんない!」とテントの中で足バタバタさせて泣かれた記憶がある。競技として真剣に出る大会遠征と、観光旅行は、両立できないんだなあと学んだ初めだったような。
ともかくも、30年ぶりなので、行ってみたかった。
準備して、雨が止んで曇りになったので、9時15分過ぎに出動。
ガレージにはボントラガーの空気入れが二つもあったので、空気入れさせてもらう。
本日、一日中雨行軍覚悟してた。
このままもってくれ!
海沿いのアップダウンを行く。
お盆最後の日曜日、それなりに交通量あり。
輪島の南側にあると勘違いして諦めてた映えスポット「白米千枚田」は、輪島の北側だった。
それなりの人出で。
いいことが一つ。
暑くない。26度くらいなのだ。
しばらく行くと、こんなとこがあったので、サクッと寄ってみる。
そろそろ九州だかで買った小さなマイ醤油が切れるので、マイ塩を買った。
海女さんだかが、潜り漁してた。
塩田。
窓岩
何と能登半島の西側一本道の249号線が、朝の豪雨で、通行止め。
回り道すると、本日の宿泊地珠洲まで半島突っ切って行って、それから本日行きたかった能登最先端の灯台、「禄剛埼灯台」まで北上することになる。
きっついなあ。
また雨も降ってきた。
とりあえず内陸に入って、気になってはいたけど寄らないつもりでいた平家の落武者のお屋敷の奥の方のに寄ってみる。
平清盛の義弟、平時忠が能登に流刑となり、その末裔21代当主が180年前、江尾時代に建てたものらしい。
かなりの激坂エントランス。
「近世木造民家の一つの到達点を示す」と、国指定の重要文化財に。
入り口に、見張り小屋?
500円。
1番高いところは地上18m、4〜5階建てのビル相当を、木と茅だけで作ってある。
見事な書。
アゲハ蝶の家紋!
外から攻められて槍で突かれても、届かないように設けられた間。
池は、心という字をしているらしい。
「風呂敷」の語源を、初めて知った。
相方の実家にも昔あったという光景。
巨大な神棚。
すごく高い吹き抜け
土間
籠がぶら下げてある。
薙刀
見事な欄間彫刻
戻ったら、閉まってた茶屋が開いてた。
勝手に間口に停めてたので、オーナーに謝ったら快く。
自販機でコーヒー買って、今朝の残りの食パン補給。
オーナー、最近ロードバイクを譲り受けたようで、いろいろわたくしに質問してきた。
たまにスプーンがなくて困ることがあるので、マイスプーンも買った。
話してたら、何と晴れてきた。
通行止め回り道の話をしたら、とてつもなく遠回りになるので、解除を待ったほうがいいでしょうと。
え?そんなに早く解除とか、あるのかな?
珠洲市役所にTELしたら、日曜なのに女の子がちゃんと出て、確認してくれた。
何と、さっき解除になったと!
よくあることらしい。
戻って海岸沿いに出る。
トンネル通って、晴れで、足が回る回る。
。。。強い追い風ね。
でも、嗚呼、晴れだ!
そして、珠洲市に入った。
よくみると、、、
249号は、別名、塩街道。
確かに。
ゴジラ岩?
これか?
それにしても、関東ナンバーが多い。
品川ナンバーは2台、追い抜いていった大宮ナンバー、駐車場には川口ナンバー。
クーリッシュ購入。
この女将さんの親戚は、自転車日本一周に、さらに5年かけて世界一周したのだと!
ヒルクライム。
多分、ここのアップダウン、トライアスロンのコースだったとこだ。
@13時半前、道の駅・狼煙に着。えらく混んでるのでスルーして、目の前のすいてるドライブイン狼煙で、普通の冷やし中華を。
さて、またアップダウンこなして、やれ日本3大パワースポットだの、聖域の岬だのの のぼりで派手に宣伝してるとこがあったので、下って行ってみる。
日本一周ライダーがたいてい撮ってるスポットだった。
ランプの宿。
泊まると、わたくしの20〜30泊分。
みんな、上から写真だけ撮ってた。
そして、行ってみたいと思ってた青の洞窟。
何と、入場料1500円。
1500円!と口に出してびっくらこいてると、係員が苦笑してた。
絶景展望台とかとセットだけど、ここまでで色々な絶景は見てるし、青いライトでライトアップしてる洞窟見るのに1500円も払ってらんない。(サドルに55000円払うのに)
どうもランプの宿が経営してぼったくってるらしい。
即却下。
また10%ごえをヒルクライムして戻る羽目になっただけだった。
先に進むも、いつまで経っても禄剛埼灯台が出てこない。
おかしいなと思ってGoogleマップの方で検索し直すと、何と5km以上行きすぎてた。
さっき昼を食べたドライブイン狼煙のすぐ奥だったのだ。
先ほどのぼったくり洞窟と違って、民営はアピールが弱すぎ。
またアップダウン往復10kmかい。
着いた。
茨城から飛行機で来たというロード乗りに話しかけられた。
@15時半前、雲行きが怪しくなってきたけど、寄り道パーキング寺家という小さなところに寄り道。
何か冷たいものをと冷凍庫のアイスを覗き込んでいると、女将さんが、よかったら、スイカを食べてくれませんかと。
喜んで!
試食用だけどもう中が落ち込んでしまって、これから鯉の餌にするところ!だったらしい。
冷え冷え。ほぼ1/4。
そして、甘くて美味しかったのだ。
ありがとうございます。
何とか降らないでくれ。
石川県珠洲市
天使の梯子が。
16時15分前、着いた。
何軒もにTELしたけど、空いているのはここしかなかった。
素泊まり4400円なり。
相棒は玄関に入れてくれた。(というか、いつもTELとかでまず確認)
実にシンプルなお部屋で。
もちろん、十分です。
お風呂も近くの銭湯の無料券くれたけど、民宿のシャワーは掃除してないからとかいうのでよく聞いてみると、多分ボイラー沸かすのがお盆で面倒なようで、水しか出ないと。
十分です。お借りして水シャワー。
洗濯機は貸してくれないので、600mくらい離れたコインランドリーまでコツコツ歩いてゆく。
途中のファミマで買ったビールと惣菜チキンサラダパクつきながら、冷房のないランドリーで汗だくになりながらレポートまとめ。
結局、雨にはその後降られなかった。
でも、夜には雷雨警報に地震だったけど。
スーパーは歩いて50mのとこなので、お惣菜買って、レンジ無いので冷たいまま、食堂で一人でもそもそと食べて呑む。
一旦レポート上げたあと、21時過ぎに、もらった無料券で2ブロックくらい横の銭湯に入りに行く。
脱いで入ろうとしたら、常連と思しき爺さんが、わたくしの両手両足ポッキー状態を見て笑ってた。
そういえば、鞭の師匠、麗奈さんは先日泊まった七尾市・岩倉温泉の総湯によく入りに行くという。
麗奈さんは、顔以外全部総刺青。面識の無い彫り師(木彫ではない)の旦那も総刺青のはず。
さぞかし麗奈さん鑑賞会になるのだろうけど、クレームが来るでなく入れるということは、石川の総湯って、懐が深い。みなさん見て見ぬ振りをしてくれるらしい。
総刺青=極道のイメージだけど、ハーレー乗り=不良、というのが成り立たないように、極道でなくても自分の体に一生消えない彫りを入れて、己の身体を芸術にする人もいる。
そういう「多様性」を認められるって、大事だ。
体型をしっかり維持しないと、龍が太っちゃったりしてありえないことになるので、修練し続けることも必須だな。
@明日こそ、一日中雨行軍になりそうだ。
がんばろう。
84km/実走3時間51分/獲得標高794m