ロードバイクパッキングで日本一周

左右独立クランク装着という変態ロードバイクで日本一周しました

変態クランクで日本一周してきた ③自転車/11. 日本一周号(ブレーキキャリパー)

日本一周にはリムブレーキかディスクブレーキか

色々な比較検討は、特集や個人ブログに優れたものがたくさんあるので検索を。

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https://funq.jp/bicycle-club/article/509539/5/

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https://www.cyclabo.com/ja/topics/xey2de90mp/#まだまだリムブレーキも使える

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https://www.cyclabo.com/ja/topics/0mh8tgagt0/

 

@わたくしは、ディスクブレーキを採用。

使用してみて特に感じたこと。

(使用機材インプレは後述)

【ディスクブレーキのメリット】

・リムへの攻撃先がないので(当然、ディスクローターへは攻撃三昧)大切な車輪(ホイール)を支える、まさに「輪っか」の消耗はなくて、割れる心配が減る。カーボンリムも選択可。雨走行での泥水研ぎ効果(リスク)の積み重ねは、思っている以上に酷い。

・特に油圧だと、力強く雨走行時に有利

【ディスクブレーキのデメリット】

・リムブレーキより機構が複雑で小さく、装着場所も含めてメンテしづらい。特にブレーキパッドの減り具合確認や交換

それぞれのメリットとデメリットは表裏一体か。

【リムブレーキのメリット】

メンテのしやすさ。パッドの減りは見やすい。旧式ということになるのかもだけど、カンチブレーキやVブレーキなどのシクロクロス・MTB用なら機械式でも効きは良くて雨や泥にも強い。

輪行時に気を遣わなくていい

【リムブレーキのデメリット】

リムへの攻撃性

 

日本一周には油圧式か機械式か

・日本一周にはどちらがいいか、というのは、それぞれのメリット・リスクを分かって対応できるなら、どちらでもありだと思う。

・わたくしは、機械式ディスクを採用。

効きとパッドの見やすさを優先して、油圧リムブレーキというレアな選択もあるけど、効く!ということはさらにリムへの攻撃性は増すわけで、メンテも大変だろう。ここでは、ディスクブレーキに絞って。

【油圧ブレーキのメリット】

・なんたって油圧だから、効く。

・長距離や長い下りの連続、連日の走行で減ったブレーキパッドの隙間を、自動調整。

【油圧ブレーキのデメリット】

・なんたって油圧だから、パッドを押し出しちゃったら手では戻せない。輪行時にパッドのお間に挟むやつが必要。

・安易に逆さにしてメンテしたりして、空気が入ったら効かなくなる。メンテがメンどう。

【機械式ブレーキのメリット】

・輪行時やパッド交換などの時に油圧ほど気を使わなくて済む。

【機械式ブレーキのデメリット】

・リムブレーキと同じくパッドが減ると隙間が開くので、その都度ローターとの距離を調節しないと全く効かなくなる。

 

グロータック(GROWTAC)/EQUAL

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日本一周の準備を始めた2021年に出まわり出し、話題になった、機械式ディスクブレーキのキャリパー。

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一番の話題は、油圧式にも負けないという制動力。そして、小さく軽いこと。
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そこで、日本一周Cozma号に採用した。
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機械式ディスクブレーキキャリパーセット │ GROWTAC

 

インプレ

・わたくしはロードバイク歴は30年になるけど、競技時代も含めてそのほとんどはリムブレーキで、キャノンデール/SLATE号で初めて油圧ディスクを経験。でもそれも通勤+アルファ。機械式ディスクブレーキはこのCozma号が初体験で、メンテ知識と技術が素人レベルだった。

・というわけで、以下は日本一周で実際に14000km弱、使用してのインプレッションになるけど、まさに「印象」であって、このパーツそのものの真価がどうのというのとは「相対的に独立」してる。そこを踏まえて、あえて率直に。

 

実は、日本一周中のbike機材で、パワークランクについで悩ましかったのはブレーキだった。

 

@音鳴り

日本一周の、特に前半は雨が多かった。まず悩まされたのが雨走行での音鳴り。もうそりゃあスゴかった。でもこれは、グロータックだの機械式だのに限ったことではないだろう。その音で周りに知らせることになるからイイや、と放置してたけど、あまりにスゴいので、宿に着いたら毎回ウェットティッシュでローターを丁寧に拭くようにした(毎回、ウェットティッシュは真っ黒)。そうしたら、後半、音鳴りで悩まされることは少なくなった。もっともこれは、パッドのあたりや消耗とも関わっていたのだと思う。

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@効かない

晴れの日に、短距離しか乗らなかった通勤での試走ではさすがグロータック、噂に違わずよく効くわ、と思ってたのだけど、いざ日本一周に出てみると、肝心なところで効かなくてビックリ。ともかく荷物掲載+雨走行+下りブレーキの連続というのは思っている以上にパッドの消耗は激しいようで、減って広がったローターとの隙間を、その都度停まってアーレンキーを調整穴に突っ込んで狭めていた。その隙間も黒くなった小さなパッドで目視しにくく、こりゃあ、日本一周にはリムブレーキだろ、と何度も思った。総重量5〜60kgのbikeで日本一周してる連中のパッドの減りって、どんなんなってるのか!?

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だんだん慣れてくると、目視しなくても(というか、ホイール外して逆さにしてパッドを拭いてキレイにしないと目視は無理)アーレンキーの手応えと感覚で、調整できるようになってきた。大袈裟にいうと、強い手応え(ローターに当たる)まできたら、少しだけ戻せばいい。毎回ホイールを回して回転具合を確認もした。

ただ、少なくとも1日1回、多い時は1日に何回もパッド間を調整。やっぱ、日本一周にはパッド間自動調整の油圧だろ、と思ったのだった。

グロータックは内側のパッドは固定で外側パッドをローターに押し付ける1PODブレーキ。

内側は常にローターギリギリ、外側はいつもギリギリでなくても本来はOKなはずなのだけど、効かないからと、とにかくいつも両側ギリギリを狙ってて、かなりの距離を毎回ローターを引き摺って走っていた。というか、もう効かないよりは引きずってでも効いたほうがいいと。ローターも完璧に歪みなし、ではないだろうから、少しチッチ音するのがいいんだろ、と。

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本来は、内側ギリ、そして外側はワイヤーの伸び調整やフィーリング調整ボルトを交えてセッティングし直せばよかったのだろうけど、パッド調整や交換はしても、一度もワイヤー関係はいじらなかった。リムブレーキは、そもそもパッドとリムの間隔調整は、ワイヤーでする。ディスクでも当然必要だった。引きしろがほとんどなくなってもパッドのみで調整しようとしたので、両側ともギリギリにしないと効かなかった。

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終盤、函館で、どうもローターとキャリパーのセンターがズレてるようだと気づいて、フレームにマウントしてるネジで微調整。リムブレーキでは、フレームとキャリパーの取り付け穴に遊びがあるなんてあり得なかったけど、ディスクにはあるんだ。こういうことも知らなかった。

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振動で?パッドを止めているネジが緩んでいたことも。

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【パッド交換]

フロントパッド →  2057km時点で。

(おかしいなあ。付けてた記録をどう見ても、この後交換してない。記録ミスか?その後、12000km弱、交換なしで走ったことになる)  

 

リアパッド →  5102km時点 →  そこからさらに6992km時点で。

 

結論

日本一周には、しっかりとした個々のbikeパーツへの理解と、最低限のメンテナンス技術がないと。やっぱり、ブレーキは命に関わる。

(結構、日本一周してる方々のSNS運よく自転車屋さんに直してもらって、なんとかなってるの図をよく見るけど。)

 

終了後、オーバーホール。

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