2022年8月15日
@23時過ぎに寝て、朝方起きたけどとりあえず7時間半弱布団にいた。
レーズン食パンと豆乳だけの朝餌。
出る頃には、土砂降り。
でも、雨雲レーダーだとこの後もっと降る予報なので、早いとこ奥能登から脱出しないと。
7時45分出動。
この古い民宿は、勝手に泊まって勝手に出てって、みたいな。
当然、朝も全く顔出しなし。
おもてなし精神は0、みたいな感じだった。
@本日は120kmくらいで雨中行軍なので、iPhoneとバッテリーを抜き差ししたくなくて、モバイルバッテリーに初めから繋いだまま。
途中抜き差しすると慎重に拭いても「水分が検出されました。充電できません」とかiPhoneがのたまうので、前半のphotoは無し。
雨は、強くなったり弱くなったりを繰り返すけど、基本、本降りで、時折土砂降り。
奥能登半島の中央を突っ切る一本道は、雨宿りする場所が基本、なあんにも無い。
救いは、暑さと闘うことをしなくていいことと、お盆帰省の車で交通量は多いけど道は広く路肩が2m近くあること。
ともかく6%くらいの上りがず〜〜〜っと続く感じで。
車の飛沫浴びながら、雨の中、奥能登を走っていると、いろんなことが思い出されて、悲しくなる。
ずっと、実際には色々な人に支えられていたのだろうけど、精神的には一人だった時が長かったような気がする。
空手の合宿所暮らしをしたけど合宿なのに基本一人、飛び出して都内で小さなアパートに暮らしてトラックの運ちゃんになって臓物運び、仕事後に夜の池袋の文芸坐に入り浸り、合宿所に頭下げて戻ってのち網膜剥離の手術後は、空手をやめてのちに心機一転、自転車チームにも所属していたけど。
その後、職場で出会った女性と結婚。10年後離婚して初めて、寂しいという感情を知ったのだ。
それまで、寂しいという感情は、自分の中にはなかった。
ほぼヤケクソで越生に家を買って、こんな一軒家に一人で住んでいたら精神的におかしくなってしまうんじゃないかと思ったのだけど、また仕事に没頭して(仕事に支えられてたとも言える)いくうちに、寂しいという感情は慣れてしまって、平気になってしまった。
でも、今は、無事の帰りを待っていてくれる人がいる。
もうそれが有り難くて、雨の中、ただただ黙々と回していると、泣けてきた。
@1時間くらいでファミマがあったので水分補給(最近のブームはルイボスティー)、あと、小屋のバス停があったので雨宿りしつつレーズンパン食べて、とか。
9時45分、何とかダラダラヒルクライムが区切りついた道の駅・桜峠で補給。
土砂降り具合が写真が下手すぎて伝わらない。
ずっと下っていって、穴水町の先日通ったことのある道に出て、湾が見えてくると、雨が止んで曇りになった。
12時前、グシャビショのまま、3日前だかに寄った炭火ダイニングikeさんで、能登豚カツ定食、1500円。
また、あら煮の小骨と格闘。
石川県鹿島郡中能登町(なかのとまち)旧鹿島町
4日前に中能登から七尾市に入った田圃道をひたすら逆走して、159号に入り、左折して、氷見市に抜けるヒルクライム一本。
MAX12%、キツかった。
頂上手前の蛇ケ池。
この日本一周では初の、富山入り。
頂上の道路脇で食パン食べて、寝っ転がって足上げ。
富山県氷見市①
富山県氷見市②
本日の宿のある高岡市に入った。
本日は、全く観光は無し。
16時20分、高岡駅から数百mの中心地にある安いビジネスホテル、あさひシティインホテル、着。
でも、チェックインより、脇の駐車場の死角に入って、Cozma号のメンテが先。
power-cranksの右側に錆が出ていた。
心配。
朝食付きで4928円。
相棒は、狭いホテルで場所がないので、地下の駐車場。
見えないように、車で塞いでくれた。
大丈夫だろう。
エレベーターのお守り。
周りは呑み屋だらけだけど、食堂とスーパーは意外に遠く、目の前のローソンで「餌」仕入れて、済ます。
ユニットバスは部屋にあるけど、夜に2Fの誰もいなかった「大浴場」(2人も入ればいっぱい)に入りに行く。
BSNHKでやってたハリソンフォードの邦題「心の旅路」に観入る。
まあ、毎日こんな生活で。
120.1km/実走5時間51分/獲得標高1326m