2022年9月9日
@朝の餌。
うっかりしてたのが、この民宿に、レンジはなかったのだ。
120円パスタは、あっためると美味しくなるジェル状のスープなので、お湯でとかして硬めの麺のまま。
納豆は3パックセット(でもセコマは100円少し)だけなので、昨日1パック食べて、朝に2パック。
左上のはお湯に利尻昆布スライス溶かしたもの。牛乳には右下の青汁の粉溶かして。携帯性と栄養バランスと。絶妙じゃあない?
もう1箇所圧着が剥がれてたので、またシューズ補修剤で。
よく見たら、他にも2箇所。
アピデュラのバッグ、メチャクチャお高いのに、半年経たないうちにコレじゃ、雨の旅には使えないじゃないか。
余裕持って8時すぎには出動。
@8時55分/礼文島・香深港発〜10時50分/稚内着。
4870円なり。
bikeは私だけ、motor bikeは4人。
フェリーの後ろ、利尻山は、本日はほとんど見えていない。
NHKの天気予報で、北海道は全域オレンジ色の晴れなのに、左上の稚内エリアは青い色の雨表示。やだなあ。
さようなら、礼文島、そして、利尻島。
少しだけだけど、五感を全開にして、自分なりに味わうことができた。
11時から100km。
少しでも寝ておこうと思って、2等船室で寝る努力。
稚内に戻ってきた。
気が引き締まる。
車両甲板に降りて、Cozmaのところへ行って、ストレッチ。
頑張ろうぜ、相棒。
@フェリーターミナル出てすぐのセコマで補給食と飲料。
街中を出ると、、、何と、追い風。
チェックしてた日本一周ライダーは皆、ここはすごい向かい風だったと言ってたし、本日泊まる宿のオーナーもそう言って脅してこのフェリーがついてからだと夕飯の18時半に間に合わないかも、それならTELして、とか言ってたので。
風神様は、わたくしが好きなことを、それも雷神様よりかっこいいと思ってることをご存知なのかも。
海沿いの238号線を、集中してDHバーポジションで39km巡航。
雷神様は嫉妬してるようで、雷こそ落とさなかったけど、雨を降らせてきた。
宗谷岬まであと10km切ったあたりで気づいたのは、路肩に残る無数のbikeの通った細いタイヤ痕。
ああ、皆ここを、最北端あと少し、とテンション上げながら通ったんだな、と、妙に感動した。
岬が近くなると、本降りに。
映えポイントの白い道とかいうのもあったけど、スルー。
一路、最北端の地、宗谷岬のモニュメントまで。
12時、着いた!
メチャクチャ混んでたわけではないけど、5〜6グループが記念写真待ちに入るとこ。
前のmotor bikeライダー2人が終わって、わたくしが行こうとしたら、おっさん二人がシラッと割り込んできて撮影始めた。
わたくしの後ろにいた方達が、何人も「日本一周の『お兄さん』ずっと待ってたんだよ!」とチャチャ入れてくれた。
おっさんが履けて、自分の番。
思わず、やったー!ここまで来たぜ!と、声に出てしまった。
撮りましょうかと言ってくれる人もいたけど、並んでるし、Cozmaが映ってくれれば十分。数分でこの地は退散。
味方してくれる風神様に乗っかって、40km前後で集中して巡行。
ここからは、いわゆるオホーツク海がわ、ということか。
雨は降ったり止んだり。
というより、雨雲を追いかけてる感じで、降ってなくても先ほど降りました、という感じで、路面フルウェットだったりして。
風車群。
気持ちの良い下り。
4〜5km内陸に入る緩いヒルクライム区間では、鹿さん。
この猿払村は、日本有数のホタテ産地だそうで、次なる目的地はホタテ丼の店。
雷神様が、行く先行く先で意地悪を。
すごいホタテの貝殻の山。
13時半前、道の駅/さるふつ公園、着。
いくつか食堂があるけど、その奥、特産物や小さな食堂がある、さるふつまるごと館へ直行。
なんか殺伐として人がいなくて、ああ、食堂やってないのかな、と思ったけど、やってた。
ホタテ丼、1760円。
そんなに大きいポーションではないけど、え?丼ちっちゃ!、、、という事もなく、これは美味しかった。
ソ連船/インディギルカ号難破の碑
なんかここは晴れてきたけど、これからゆく向こうはどう見たって、雨だし。
よく近くで観察しなかったけど、ホタテの巨大な化石群らしい。
ニシンを獲りまくって、ニシンが居なくなり、自然と共存してホタテで食ってこうと決めた猿払村の想いが伝わる碑。
@ひたすら238号線を。
この追い風なら、余裕で宿に着けるな。
これから行く写真左側(東)↓は雨雲、通過してきた右側(西)は、晴れてくるという。
少し内陸に入る238号線を左折して、海岸線沿いのエサヌカ直線道路(猿払村道浜猿払エサヌカ線)というところに入ってみる。
聴く音楽は、またしてもゼログラビティのサントラ。
曇った異世界に、実によく合う。
向こうの山々に降り注ぐ太陽光が美しい。
ひたすらまっすぐな道。
ここも広大な牧草地帯。
行く先
来し方
美しい天使の梯子
途中から、DHバー握って40km巡行だと勿体無くて、ゆっくりライドに変更。
撮るのが遅かったけど、この↓前にはかなり高速で回ってて巻き巻き。初めて見た。
本日は、追い越していくmotor bikeライダーの何人もに、手を上げたりガッツポーズしたりして励まされて嬉しかった。
のんびりと、広〜い牧草地で、のんびりお食事してた。
これだけストレスなく過ごしてたら、美味しいお乳、出すだろうなあ。
また向こうに、天使の梯子。
15時半前、浜頓別の街中に入った。
暑さとの戦いゼロ、追い風。
100km走っても能登半島前の頃の消耗度の1/4くらい。
宿まで1km強だけど、道の駅/北オホーツクはまとんべつ に寄ってみる。
綺麗だけど、北海道は道の駅にほとんどゴミ箱は無い。
ああ、今日からツール・ド・北海道やってるんだ!
浜頓別の牧場で採れた牛乳使ったアイス。美味しい。
北海道枝幸郡浜頓別町
クッシャロ湖まで1kmない。明日行かないと。
本日の宿、「トシカの宿」
手前100mは砂利道。
入っていくと、鹿が2頭、尻みせて奥に逃げ込んでいった。
蚊に刺されまくり。
滋賀と大阪ナンバー、あと軽の方とで、本日4名。
個室(しかコロナでやってない)6000円。
夕食はジンギスカンだということで、夕食付きにした。
そして、町のおもてなしクーポン券2000円分いただける、ということで、チェックインして、クーポン券いただいて、明日の朝食を買い出しに再び出動。
宿の草むらだと蚊に刺されまくるのは必至なので、道の駅の隅っこで、少し雨走行+ウェット走行したので、ホイールつけたまま簡易メンテ。
手袋はめて、ウェットティッシュでゴシゴシチェーン拭いて、ざっとフレームとか下回りとか拭いて、つけたままスプロケの刃先だけ拭いて。
チェーンに粘度高いやつを注油。
お釣りは来ないので、まずセコマで朝食と補給食仕入れ。
でもこれだけ買っても(写真取る前に飲んじゃったビール2種も含めて)1000円と少し!さすがセコマ。
また道の駅行って、美味そうなお高いパンと、バタージャム買って、1100円。
鞄がパンだらけ。稚内で買ったパンもまだあるというに。
戻って、洗濯(200円)してお風呂入って。湯船にお湯張って入ってOK。あったまって、水シャワー浴びて、を2セット。
共有ルーム兼食堂。ここもキッチン解放は無しで。
18時半、夕食。
年配の女性オーナーお一人で全部やってる宿。
お味噌汁運ぶのを手伝った。
美味しそう。
食後に紅茶とケーキがついてた。
他の3人は皆人生の先輩(60代後半)で。
レポートがあるのでコミュニケーション切り上げて少しでもWiFi繋がりやすい部屋にこもって。
21時半ごろ、皆が部屋に戻った後に食堂へ行くと、、、
アップルのPC眺めるお母さん。かっこいいじゃん。ギャップがすごいな。
見逃さなかった、果実酒がつけてあるのを。
聞くと、一杯200円だと。
1番のおすすめを聞くと、これなんか珍しいんじゃない?と。
そこら辺に生えてるらしい。
これが、実に美味しかったのだ。
101km/実走4時間2分/獲得標高228m