2022年6月20日
@また嫌な夢を見たけど、ともかく7時間半布団にいた。
今日も雨走行かと気が重い。
その中身は、ほとんどが変態クランクの心配。
自業自得だけど。
それにしても、お仕事せずに(今のこれが、自分のお仕事だ、と思ってやってるけど)、やりたいことをやってる贅沢。
なに思ってんだか。
そのpower-cranks、ミシン油でなく思い切ってKURE556を外側ベアリングに吹いてみてから装着。
@本日の走行予定も70kmほどと短めなので、10時チェックアウトギリまで粘っていく作戦。
早くても宿には入れないし、このくらいの距離だと、このくらいの時間に出ると15時くらいに着く。
ハッキリ言って、日本一周ライダーの中では最遅の出動だろうて。
8時前に、いつもの?AZバイキング。
可もなく不可もなく。
好きなだけ食べられるだけで、有難い。
これだけ食べた。わたくしにしては、少ない方?
9時45分前に出動。
なんと、粘っただけあって、起きた時も結構降っていた雨が止んでいる!
ともかく、安全に、頑張ろうと走り出す。
まずは、少し内陸のアップダウンをこなす。
廃線あと。
約1時間集中して走ったら、かめまる館という小さな特産物販売所のようなところがあったので、小休止。
前も九州に入ったとこで入手したものだったと思うけど、美味しかった「いこもち」。
餅米と、砂糖と塩だけで、なんでベージュ色になるのか、そしてなぜ固くならずに美味しいのか。
なんでも、餅米の煎り粉を、砂糖湯でこねて作るらしい。
とにかく、補給食として、最高。
ここから、県道?のわきに、サイクリングロードの表示が。
そこを通ってみる。
サワガニ。
なんとか隠れる前にphotoゲット。
廃線跡で、駅だったところはしっかり表示してあった。
このまま、味のある廃線サイクリングロードを通るのがサイクリストなんだろうけど、予想に反して曇りで、交通量の少ない県道がドライ路面なのが嬉しくて、wetで落ち葉だらけのサイクリングロードから外れるロード巡行マン。
来し方。
薩摩半島だろう。
鹿児島湾の東岸は大隅半島というらしい。
両半島の間に桜島がある。 最南端は長崎鼻。
見えているのは、太平洋ではなくて、東シナ海らしい。
まだ、雨は降らない。
このままもってくれ!と願う。
2時間以上走ったので、ファミマで小休止。
九州でよくあるスコールだけど、コレは、初めて見た。
さらに1時間。
薩摩川内(さつませんだい)市内に入って、大通りに出た。
牛肉が食べたくて、すき家に入って昼餌。
具1.5倍の中盛りで。
@九州中西部では調べた範囲では宿泊宿は思ったより少ない。
昨夜の宿から70kmくらいの範囲で検索。
本日の宿は、狙ったわけではないのだけど、ここでいいや、エイッと予約したのは、川内高城(せんだいたき)温泉の、バリバリの湯治宿。
川内高城温泉 – 北薩摩の隠れた温泉郷 日本名湯百選 川内高城温泉 せんだいたきおんせん
こんな温泉地があるなんて、知らなかった。
着く頃には、少し小雨が。
明日は大雨予報。
湯治宿で連泊してダラダラすることに決めた。
宿にTELすると、温泉宿まで上がってくると、もう、なあんにも無いので、買ってから上がって来てくださいと。
酒だけは、酒屋があって、何でもあると。
10kmくらい手前の、右に曲がる最後のコンビニで、とりあえず生きてけるだろう食材を考えて買って、ヒルクライム。
、、、を覚悟してたら、結構フラットで、ここから丸山林道くらいだろ、あれ?白石峠くらいだろ、あれ?黒山くらいだろ、あれ?あと1kmくらい?
。。。結局、自転車バイクナビの勾配グラフではすごい峠だったけど大したことなく。
右に曲がると、その温泉街。
びっくりするくらい寂れた、小さな小さな温泉街だった。
早めに着くかもだけど、入れてもらえますか?と聞いたら、チェックインは15時からで、早い場合は1時間ごとに200円ですと。
。。。
まあ、自分の甘えなのは分かってるけど。
今まで、数えてないけど、最低55泊くらいはしてる。
さまざまな宿に泊まったけど、驚いたのは一部の安いゲストハウスの客をもてなすホスピタリティレベルの高さ。
ある程度のいい加減さも、大事だ。
14時過ぎに着。
もう小雨が降り始めたので、でも、狭いところでオラのとこに勝手に停めんぢゃねえとか言われそうなので、脇の山道に向かう誰も来ない小さなトンネルで雨宿りしながら、Cozma号を拭く。
トンネル出て下りて、こっそり廃駐車場的な建物の奥にCozma号隠して、小さな神社に上がって、参ってから湿ったベンチでさらに雨宿り。
15時前になったので、宿に行くと、人の良さそうなお婆さまが、根気よく荷を解くわたくしを待ちながら、気遣ってくれたのだった。
ネットでは、最後の一部屋が売り切れました!なんて出てたけど、ネットあるあるで、宿に直接電話したら、そのお婆さまが大丈夫ですと。
いざ行ってみたら、ガラガラ。
多分、わたくしと、同じ時間帯に入ってきた車の方(いっぱい荷物下ろすので、納入業者の方かと思ったら、いつも来る4泊の方だと)の2名だけ。
たどたどしい日本語の結構若い子の案内で。
4畳半一間。
充分です。
本格的な湯治宿。
荷を取り払うのを根気よく待って、おかみさん、Cozma号の事を言っておいたので、
少し離れた外湯のそばの、
ここなら大丈夫でしょうと。
はい。
でも、しばらくして、先客やおかみさんと、どうみたってオーラを放つこのCozma号の値段の話になって、7桁超えます、ってなこと言ってたら、
先ほどの中国人と思われる若い子が、心配だから玄関に入れてあげたほうが、とおかみさんに言ってくれて。
ありがとう。
先ずは閉まってしまう前に、ド派手な酒屋さんへ。
玄関に、結構でかいアシダカグモが死んでいた。
可哀想に。
外の土に返す。
きらびやかな酒屋さん。
いやはや。
何にもない街並み(ったって、20軒もないのでは?)なのに、鹿児島の焼酎だけは何でもある。
ここ、薩摩川内市陽成町の焼酎を。
200mlとかないから、また1/2升900ml瓶を。
階下にある、完全源泉掛け流し浴槽に。
洗い場蛇口とか、シャンプーとかはない。
ph9以上で、埼玉の玉川温泉みたいに、無色透明だけど入ると肌がぬるっとする。
上がると、やっぱ連泊だとビール一本じゃ足りんわこりゃ、と、また先ほどの酒屋に行って、発泡酒6本買うという。
コンビニで買ってバックに入れて荷揚げてきた食材。
夕方、近くの竹屋旅館外湯に入りに行く。
少し広めで、桧浴槽や水風呂、流しもある。
常連と思われるジイ様たちが何人か。
やはりわたくしの日焼けあとは目立つので、いろいろ話しかけられる。
聞き取れないところは聞き直したり、真摯に向き合うけど、わりぃ、1/4は発音が分からなかった。
ここは、常連さんが浴槽の淵に腰掛けてたから、「別府ルール」は無いようだ。
今夜の餌。
調味料は携帯用のコレが役に立った。和風サバスパゲッティ、美味かった。
洗濯機無料。2F屋上にこんな洗濯物干しスペースも。
まあ、ティッシュとかタオルとかは一切なし。
そして、3Gが繋がるだけで、いろいろ時間がかかる。
reliveアプリは我慢できずにダメ!って投げ出すのでInstagramにアップできず。
夜になったり雨が激しくなると、全くネットには繋がらず、ネット難民に。
明日は、大雨予報なので、連泊停滞。
湯治宿という、幸運。
74.1km/実走3時間16分/獲得標高633m