どうしてもバイクパッキングは後輪側に荷重がかかりやすいから、前輪側にもバランス良く荷重をかける必要がある。でも荷重をかけるとハンドリングは重くバランスを崩しやすい。
この塩梅が難しい。
フロントバックに入れたもの
アピデュラの筒状のフロントバックには、
巻いたら収まる大きさの圧縮袋に衣類をできるだけ平らに入れて巻きながら空気を抜いて、バッグに入れる。
そして、真ん中に
デオドラント消臭スプレー(背負うバックやヘルメットに毎日スプレーしてた)、
蚊除けスプレーをねじ込む。
バックの左右に
bikeメンテナンス用のwetシートや切ったTシャツ布やペーパーを押し込んだ。
さらに左右に、
輪行用のギア・ローターカバーとアクスルに挟む金具。
携行した衣類(黄)
1、夏用bikeジャージ・パンツ
(白血病で亡くなられた埼玉県越生町/シロクマパンのマスターがデザインしたもの。一緒に日本一周完遂した。パンツの裾とか、伸び伸びになってしまったけど。)
2、夏用アンダー・冬用アンダー
3、雨カッパのジャケット(モンベル)
4、ウィンドベスト
5、夏用指切りグローブ、冬用グローブ
6、ネックウォーマー
7、アームウォーマー(シロクママスターデザイン)
8、下着上下(スキンズのコンプレッション)
9、携帯用羽毛ジャケット(ファイントラック)
10、Tシャツ・短パン
11、普段着にも使える寝巻き上下
12、靴下2つ(5本指)
13、マスク3まい
14、吸水タオル
15、体洗いのゴシゴシタオル
10〜15は写真には無い。
3と9はリアのバックに入れた。
ほとんどの旅人がそうであるように、初め持って行ったものがそのまま、であることは稀だと思われる。
赤1、雨用防水bikeジャケット・パンツ
赤2、bikeジャージ・パンツの替え用2着目
赤3、雨カッパのパンツ(モンベル)
ほか、予備に持ってきていた指切りグラブ、ハンカチなどは、家に送り返した。
日本一周に5年かけた、まるこば山岳会会長K氏のように、冬にbikeで北海道行こう!と決めてワクワクした!、、、という気合の入った変態(失礼!)でない限り、ほとんどの日本一周は春〜秋を狙う。雨でもbikeに乗っている限りは短パンで過ごした。
汗をかいたものをどう洗濯するかは大事な課題。
幸い、わたくしは野宿nothing路線で洗濯機のある環境がほとんどだったし、汗をかいた衣類を放置するともう救いようなく臭いので、毎日洗濯。たいてい一晩で何とか乾くし、後半は大事なシロクマbikeジャージも乾燥機にぶち込んだ。つまり、替えの2着目は要らない、として送り返した。9月〜10月で寒い時は、雨ガッパや携帯羽毛ジャケットで何とかなった。
何と言っても、野宿nothing路線。ほとんどの場合、屋根と暖かい布団があった。もちろん、何度かお世話になった稀有な場合を除き、自分で稼いだ金と引き換えに手に入れるのだけど。
目的がサバイバルや冒険でなく、ライディングや日本を観て周ること、人と逢うことにあるのなら、まずは健康第一、毎日しっかり食べて寝て体力を回復させることが大事。
必要以外のものは思い切ってカットすべし。
mont-bell(モンベル)トレントフライヤージャケット
雨ガッパにはあえてbike用メーカーからでなく、軽量かつ高性能な本格登山用モンベルのを選んだ。これはmotor bike旅でも愛用。一日中の雨走行では流石に内部も濡れて、完璧ではないけど、これ以上の性能を望むのは無理だろう。袋に入れると拳2つ分くらいになる。縫製がいかれることもなかった。高価だけど。
Fine track(ファイントラック)ポリゴン2ULジャケット
おきなわ8勝の高岡氏がブログで紹介していたmade in Japanの保温性と軽量性を追求したジャケット。袋に入れると上記のモンベルと同じ拳2つくらいの大きさになる。主に普段着として。これも高価だけど優秀だった。寒い夜間や北海道で活躍。
5本指靴下/Tabio
普段はホームセンターやワークマンなどで売っている安い五本指ソックスだけど、やはり高くてもTabioは性能はいいし長持ちする。一周中はランニング用を。