日本一周に出動した時には、考えていなかったR(リア)ディレーラーガード。
bikeのリア両サイドにサイドバッグをつけて野宿路線で走っている人たちは、右側にコケてディレーラーがイカれた、という話を聞いたことがない。荷物がクッションになって守ってくれるからだろう。
bikeは、motor付きもそうだけど、走っている時よりむしろ低速や止まっている時の方が不安定でコケやすい。
わたくしも、無事に帰ってくる、と相方と約束したので、走行中の事故や自爆には最大限の注意を払って、景色よりむしろ路肩をみている時間の方が圧倒的に長く、幸い半年間、交通事故や走行中の転倒はなかった。
でも、途中に片足ついて止まっている時や、立てかけて目を離した時、ワイヤー鍵で縛り付けていた時などに、bikeを倒して転倒することが多々あった。
いわゆる「バイクパッキング」(左右にサイドバックをつけない路線)は、重心が高く、フルキャンプ路線の積載量の半分もない重量でも、ハンドルの切り方と足をつく側をしっかり意識しないと想定以上にバランスが崩れやすく、筋力だけでは支えきれないことがあるのだ。
ひん曲がったディレーラーハンガー❶↓
さいわい、Cozma号は交換式のリアディレーラーハンガー、それもある程度の瞬間的な負荷がかかるとしっかり曲がってくれる強度のアルミだったので、不注意で倒してしまった時に「しっかり曲がって」デリケートな無線変速SRAMディレーラーが壊れることがなかった。
二度と右側には倒れないぞと決意しても、ダメな時はダメである。
↑やっちゃった2回目
湿ったトンネルの中で止まって写真を撮ろうと思って立ちごけ、止まってスマホをいじっていて立ちごけ、逆さにしてメンテナンス中に目を離していて風(海沿い)で倒れた、港(これも海沿いだ)にかなりの角度で立てかけておいたのに風で逆向きに倒れる、ビルの合間の歩道にワイヤーでくくっていたのにビル風の強風で倒れてた、、、などなど。
とにかく、愛棒bikeは走っていない時は赤ん坊と同じだと考えて扱わないとダメだ、と痛感したのである。
一旦大阪に立ち寄ってスピードコグさんで予備のディレーラーハンガーをgetして携行。
コレ↓をAmazonでgetしてつけようとしたけれど、
アクスルスルー軸の穴が、6mm六角アーレンキー穴でないと付かないやつだった。そんなのAmazonに表記一切なし。
KUWAHARA製のディレーラーガード。
それを、Cozma号のアクスルスルーの周りから締め込めるように改良していただいたのを一周途中から装着。
これが、実に頑丈で、アーレンキー一本ですぐに付け外しできて、秀逸。
結論
バイクパッキングでの日本一周では、ディレーラーガードは必須であると言っていい。
ディレーラーハンガーが交換できるタイプのフレームを選び、ディレーラーハンガーも予備を携行できれば安心だと思う。