ロードバイクパッキングで日本一周

左右独立クランク装着という変態ロードバイクで日本一周しました

TREK号オーバーホール❶

日本一周から自宅に帰還して、モラトリアム期間のうちに、Cozma号以外の愛車たちも一気にオーバーホールすることにした。

TREK5500

30年近く前に購入。

当時TREKのフラッグシップモデルだった。

ツール7連覇したランス・アームストロングが乗っていた。(ドーピングでほぼ全てのタイトルを剥奪された今でも、わたくしにとってはヒーロー)

当時はフレームで25万くらい。今のフラッグシップモデルの値段はほぼ3倍!になってしまった。

もう現在のカーボンフレームたちとは外観も性能も隔世の感があるけど、沖縄市民を勝ったbikeでもあるので手放せないでいる。

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先ずはバラしてフレームだけにして磨く。
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BBオーバーホール

オクタリンク対応power-cranks装着だったので、BBはデュラエースのBB7700。

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全部バラす。スクエアテーパー軸モデルからこのあたりのモデルまでは、質実剛健な作りで、オーバーホールしながらメンテすると一生モノらしい。
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ベアリングも全部バラす。

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グーキンで完全脱脂、軽油につけて汚れ落とし
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ディグリーザーで仕上げ洗浄。細かな鉄粉?が結構出てきた。
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あとはphoto撮り忘れ。

何回かベアリングがコロコロ脱走して必死で探すハメに。デュラエースグリスに一個一個ピンセットで置いていって再組立。

 

フォーク・フレーム洗浄

数十年経ってもヨレる感じがしないカーボンフォークは、527g。結構重い。だから丈夫?
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永久保証を謳っているくらいだからか、フレームもヘタった感は無い。1217g。
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BB、同じくバラして洗浄/グリスアップしたヘッドパーツ、当時特注したWRカーボンピラー、などを戻す。
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ステム/スレッド→アヘッド化

ステムは、名品ITM/エクリプス(クロモリTIG溶接の方)を付けてていた。

レース現役時代のわたくしのポジションはかなり深く、これは130mm。

もうこの長さのステムは使わないだろう。

もう中古でしか入手できないブツで、あと10年も寝かしておけば結構な値段になりそう。

でも、よく清掃してヤフオクに出して売却してしまった。

4000円だったような。

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TREK5500号はフォーク内径22.2mmの旧式なので、現在のアヘッドステム内径28.6mmのは付けられない。

よって、22.2mm→28.6mmに変換できるアダプターを購入。
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ギザ ステムアダプター ブラック(YHB00301)

ステムは、カーボンとか軽量化に拘らずに、どこかの完成車外しのアルミステム100mmのを、ぢゃん兄のストックから譲っていただいた。どこのメーカーのだろ?

 

ハンドル/25.8mm→31.8mm化

付けていたのはカーボンハンドル。ロゴが擦れてメーカーがわからなくなってしまったが、多分、3Tのカーボンハンドル/モルフェス。

ハンドル幅は400mmかな。

ドロップは深い。もうこういう深いドロップも握ることはなさそう。

そもそもクランプ径は25.8mm。最近のアヘッドステム31.8mm径のハンドルに買い替えないと乗れない。

これは、日本一周号のカーボンハンドルが折れて鹿児島の茶輪子さんで買ったシマノPRO/PLTアルミをCozma号から外したので、それを流用。これは420mm幅。

つづく